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奥山方広寺と五百羅漢
羅漢さんは正式には阿羅漢といい、悟りをきわめた佛弟子のことをいいます。
経典によると、羅漢さんは現存して仏法を護っておられる、とのこと。
また、方広寺の開山様が中国でご修行中、天台山の石橋に茶を献じられたとき、
羅漢さんが現れて開山さまを祝福されたとの伝説もあります。
それらの故事に因んで、方広寺の拙巖和尚が発願し、
明和七年(1770)に五百体の羅漢像(五百羅漢)が境内全域におまつりされました。
昔から「五百羅漢のなかには必ず自分に似たお顔がある」といわれており、
見つけるとご長寿に恵まれる、とも伝わっています。
方広寺に御参拝の折には、ご自身に似た羅漢さんを探してみてはいかがでしょうか。
なお、平成に入ってから羅漢さんを奉納する事業が再開され、
現在では約千体の羅漢さんが境内で皆さんを見守っておられます。
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