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伝統×アート

木型の彫りに込めた想い

今回のプロジェクトの目的は単なる観光土産を作るだけでなく、

地元の魅力を多方面からスポットを当て、

ミックスさせることにより新たな魅力を創造すること。

すでに歴史ある名刹と知られる奥山方広寺ですが、

さらに浜松出身の木彫作家を起用することで、伝統とアートが一体となった新商品が生まれました。

第一弾の五百羅漢をテーマにした菓子をスタートに、

今後も奥浜名湖をユニークな視点から深掘りしてゆきます。

彫刻家 池島 康輔

普段は人物や動物などをモチーフとした木彫作品の作家として活動しています。

今回、歴史ある方広寺とのご縁をいただき、菓子の造形を担当することになりました。

特に干菓子では通常の立体表現とは異なり、

ネガとポジを反転させて彫る作業も新鮮で興味深いものがありました。

伝統と芸術、信仰と日常、木型に羅漢様の姿をいかに彫刻的な造形として表すのか?など、

色々模索しながら制作しました。

また、多くの方に私の作品を見ていただける機会に感謝しています。

ぜひ、味わう前に菓子の羅漢様をしばし鑑賞していただければ幸いです。

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略歴
池島 康輔|Kosuke Ikeshima

浜松生まれ、浜松在住。
2008年、多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。

2010年、東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。

成山画廊所属。東京での個展も多数開催。
古典的な技法で人物や動物などの木彫作品を制作。

日本の伝統的な木彫の系譜と西洋由来の解釈に、神話や死生観などの視点を含みつつ自身の表現との接続を試みる。

宮彫に関心を寄せ、2021年、

地元浜松市の華木山少林寺に宮彫を設置する。

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